2/17~2/21の出来事・円安で日本の貿易赤字が過去最大に

2月17日(月)から21日(金)までの市場で興味のあった出来事は以下の話題。

  • 日本のGDP・貿易収支発表
  • 中国PMI下方修正
  • ウクライナクライシス
  • Facebookが「WhatsApp」を買収

日本のGDP・貿易収支発表

内閣府が17日発表した2013年10~12月期のGDP速報値※1によると、実質で前期比では予想+0.7%に対し、結果は0.3%増、前期比年率では予想+2.8%に対し、1.0%増といずれも事前予想を下回った。内訳は内需が0.8%増、(輸出-輸入)が0.5%減だった。
※1 2013(平成25)年10~12月期四半期別GDP速報(1次速報値)

財務省が20日に発表した日本の2014年1月分貿易統計※2によると、輸出額5兆2529億円、輸入額8兆429億円で差引2兆7900億円となり過去最大の貿易赤字になった。2013年1月は1兆6300億円の貿易赤字なので大幅に貿易収支が悪くなっていることがわかる。
※2 平成26年1月分貿易統計(速報)

そして2013年度の貿易収支※3は11兆4745億円の赤字となり、これも過去最大の赤字である。
※3 平成25年分貿易統計(速報)

日本では輸出が伸びず輸入は増える一方である。この構造変化の中では、日銀の金融緩和がもたらした円安のおかげで輸入コストが増し、貿易赤字が増えていくのは当然である。

輸入品目※4※5を見ると、原油などの鉱物性燃料額は27兆円となり、前年度と比べて3兆円の増加に過ぎない。あとの貿易赤字8兆円は、中国などとの貿易が原因で、2014年1月分の対中貿易赤字は1兆円であり、2013年全体に関しては5兆円の対中貿易赤字となっている。

2013年は円が対ドルで2012年と比べて20%以上安くなり、それに応じて、輸入額も2012年の70.6兆円から2013年度81.2兆円へと15%増えた。しかし円安の恩恵を受けると言われていた輸出額は、2012年の63兆円から2013年の69兆円と増えてはいるものの、輸入額の増加分を補うことは出来なくなった。

※4 平成25年分(2013年)貿易統計
※5 平成24年分(2012年)貿易統計

中国PMI下方修正

HSBCが発表する2月の中国製造業PMI速報値は48.3となり、1月の49.5を下回りオセアニア通貨は大きく売られた。PMIは景況感を示すと言われ50を境目にして判断される。先ほどの日本との1月の貿易統計の中でも、中国への輸出が鈍化しており、少し気になる点と言えなくもない。

ウクライナクライシス

ウクライナでは体制側(ロシア側)と反体制側(EU側)が衝突し死者も出ている。これは政府が欧州連合協定調印を棚上げしたことから始まり、反体制側のデモ隊を政権側が押さえつけようとして混乱が生じている。政権側と野党が大統領選挙の前倒しなどの合意をすることで事態を打開しようとしている。

Facebookが「WhatsApp」を買収

無料メッセンジャーアプリといえば日本ではLineが主流だが、海外ではWhatsAppが4.5憶人のユーザーを抱えていてこちらの方がよく使われている。FacebookはこのWhatsAppを、自社株120億ドルと40億ドルのキャッシュで買収するという発表をした。日本円に換算すると、総額約1兆6千億円である。

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